ワキガを治すには、手術とボトックス注射があります。
ワキガの臭いが軽い場合は、マイクロリゼクション法の手術で解消できます。腋窩に1cmの切開線を加え、特殊なワキガ治療用カニューラを挿入し、ワキガの原因となるアポクリン腺汗腺を取り除きます。両側で40分ほどの手術になります。
臭いが中度以上の場合は、反転法で解消します。腋窩に2cmの切開を加え、腋毛部のエクリン汗腺、アポクリン汗腺をくまなく切除します。これにより臭いのみではなく、多汗症にも劇的な効果があり、女性の場合は永久脱毛効果が同時に得られます。両側で2時間の手術です。術後1週間、脇の下にガーゼを当てて圧迫する必要があります。

エクリン汗腺からの発汗が減少することで、軽症のワキガの方への治療効果を得ることができます。
発汗に関与するのはエクリン汗腺ですが、この汗腺は自律神経(アセチルコリン作動性の交感神経)の支配をうけています。心因性の刺激(ストレス、極度の緊張など)を受けた時、交感神経の作用が高まるために、エクリン汗腺からの発汗が増加し、その結果多汗を生じます。
ボトックス®は、エクリン汗腺への神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を特異的に抑制し、これにより多汗症の治療効果を示します。
腋窩に片側あたり50Uのボトックス®を皮内注射することで、5ヶ月間の無発汗効果が得られると欧米で報告されており、リスクの少ない有効な方法であると考えます。